大学を目指す子どものために『奨学金制度』について何となく学んでみた・・・
はじめに
皆さん、こんにちは。
私は、3人の子ども(※長男:高校2年、二男
:高校1年、長女:小学2年)を育てている親に
なります。
子どものうち、上2人は既に大学に行くことを
目標に日々勉強にいそしんでいます。
親としては、そんな子どもたちを、えらいと思
いますし、是非、自分たちの行きたい大学に合格
してもらいたいと考えています。
しか~し!
我が家には・・・、お金が・・・ない。
住宅ローンやカーローンや・・・。
どうしたらいいんだろう。
子どもたちには実情を話し、諦めてもらうべき
か・・・😭。
とかんがえた時に、あるYouTuberの動画を目に
したんです。
この動画では、YouTuberのトーマスさんが、
・奨学金を積極的に借りること
とおっしゃっていたんです。
それを聞いて私は、
「そうか、子どもを大学に行かせるため
には『奨学金制度』を利用すればいい
のか!🤗」
と思ったのです。
でも・・・、私、『奨学金制度』について全
く知識がないんですよね・・・。
ということで、今回、私は子どもたちのため
に、
日本の『奨学金制度』
について学び、
『奨学金制度』について子どもに教示
した上で子どもに人生の選択肢を与え
ること
にしました。
『奨学金制度』について学んだ結果
1 日本の大学でかかるお金は幾らくらい?
奨学金制度を学ぶ前に、まず、日本の大学(
※主に4年生大学のことについてです。)に進
学すると幾らかかるのかについて調べてみまし
た。
・国立大学
授業料/年 54万円
入学金 28万円
入学時にかかる費用 82万円
4年間の授業料合計 242万円
・公立大学
授業料/年 54万円
入学金 39万円
入学時にかかる費用 93万円
4年間の授業料合計 255万円
・私立大学
授業料/年 87万円
入学金 25万円
入学時にかかる費用 110万円
4年間の授業料合計 372万円
<平成29年度 文科省 データ>
国公立も私立も、どちらも結構なお金がかか
るんですよね・・・。
また、学部によっては教材費でさらに数百万
円の費用がかかるそうです😭。
それ以外にも、自宅外から1人暮らしで大学
に通う場合は、新たに莫大な費用が・・・😭。
ここでも1つ。
ここ最近の自宅外通学者の割合は、全体の3
分の1で、自宅外通学者への毎月の仕送りは、
約7.5万円、年間で90万円になるそうです。
<令和2年度 日本政策金融公庫 データ>
さらに1人暮らしのための初期費用で約39万
円がかかるため、自宅外から通学するとなると
4年間で・・・。
恐ろしい・・・😨。
それでは、次に、
『奨学金制度』とは何か
について学ぼうと思います。
進学のために他所からお金を借りられる
といった制度になります。
うん、うん。
それで。
もう少し詳しく言うと、
家庭の事情などにより経済的な余裕がな
く、進学にお金が必要な学生に向けて学
費の付与や貸与を行う制度
のようです。
ふむ、ふむ。
ちなみに、奨学金は誰がまたは何処がくれ
たり、貸してくれたりするんだろう?
勉強に対して意欲ある学生が進学を諦めて
しまわないように、国や自治体、大学、企業
などの民間団体が各自で制度を設け、経済面
の不安を解消したい希望者を募っているそう
です。
へぇ~、
国、自治体、大学、企業など
がね~。
ところで、実際のところどのくらいの学生
が奨学金制度を利用しているんだろう?
日本の大学生の約半分、
・大学学部 48.9%
・大学院修士課程 51.8%
・大学院博士課程 56.9%
が奨学金制度を利用しているようですよ。
それでは、続いて、
『奨学金制度』の中身
について学んでいきます。
3 『奨学金制度』の詳しい中身は?
『奨学金制度』には、
・もらう奨学金:いわゆる、給付型
・借りる奨学金:いわゆる、貸与型
の3種類があるようです。
(1) 給付型奨学金とは?
給付型奨学金って文字通り
返済する必要のない奨学金
なんです。
これは凄いですね。
だって、返さなくていいんですよね。
でも、普通に考えて誰もがこの給付型
奨学金をもらえるわけではなないでしょ
うね😩。
ハードル高そうだなぁ・・・。
ちなみに、この給付型奨学金について
は、
・地方自治体
・大学
・民間団体
がそれぞれ扱っているようです。
・地方自治体(※現実的じゃない)
採用枠は限定的で、都市圏では難易度
が高い
・大学(※現実的じゃない)
学費の一部免除や入学金の免除
・民間団体(※現実的じゃない)
定員が少なく、種類も少ない
情報が少ないので、活用できていない
学生も・・・
・日本学生支援機構(※現実的)
学力と経済事情による選考
国立、私立、収入基準による区分分け
授業料、入学金免除/減額制度と併用可
※大学・短期大学・専修学校
第1区分(親の収入による)
自宅通学 29,200円(33,300円)
自宅外通学 66,700円
第2区分(親の収入による)
自宅通学 19,500円(22,200円)
自宅外通学 44,500円
第3区分(親の収入による)
自宅通学 9,800円(11,100円)
自宅外通学 22,300円
()は生活保護世帯など
⇧国公立の場合ですので、私立
の場合は金額が異なります。
どうですか・・・?
どうですかって言われてもって感じです
か?
ですよね・・・。
正直、給付型奨学金については、採用枠
というか選考枠がとても狭いようなので、
給付型奨学金を狙うのであれば、子どもに
は相当努力をしてもらわないといけないで
すよね。
ちょっと現実的ではない気がするなぁ~。
(2) 貸与型奨学金とは?
貸与型奨学金って文字通り
返済する必要がある奨学金
なんです。
これが、ザ!奨学金って感じですよね。
この貸与型奨学金のハードルってどんな
感じなんだろうなぁ・・・。
ちなみに、この貸与型奨学金について
は、
・地方自治体
・民間団体
・銀行など(※教育ローン)
がそれぞれ扱っているようです。
・地方自治体(※現実的じゃない)
給付型と同形式
無利子なものが多い
金額や形式(月額/固定)は様々
・民間団体(※現実的じゃない)
選考の縛りがある場合が多い
無利子なものが多い
金額や形式(月額/固定)は様々
・教育ローン(※お勧めできない😅)
社、日本政策金融公庫などで借りられ
るもの
原則有利子、年利2~3%、酷いと5
%以上
奨学金よりも一般的な『借金』に近い
・日本学生支援機構(※現実的)
利息のつかない第一種奨学金と利息の
つく第二種奨学金、入学時の一時金と
して貸与する入学時特別増額貸与奨学
金
予約採用(入学前)、在学採用(在学
中)があり条件や基準が異なる
第一種と第二種併用というケースもあ
る
ア:第一種貸与型奨学金(無利子)
・無利子、定額返済方式か所得連
動返済方式
・予約採用(※大学に入学する前
)は、卒業後2年以内、評定3.5
以上等条件
・金額は選択可能だが、(親の)
収入基準により幅が減る
・自宅外通学の場合は、自宅通学
の月額も選択可能
・申込時の家計収入が一定額以上
の場合は、各区分の最高月額以
外の月額から選択
※区分 国公立大学
自宅 20,000円/月
30,000円/月
45,000円/月
自宅外 20,000円/月
30,000円/月
40,000円/月
51,000円/月
区分 私立大学
自宅 20,000円/月
30,000円/月
40,000円/月
54,000円/月
自宅外 20,000円/月
30,000円/月
40,000円/月
50,000円/月
64,000円/月
イ:第二種貸与型奨学金(有利子)
・有利子、年3%を上限とする
・第一種奨学金より緩やかな基準
で選考
・利子は『利率固定方式』『利率
見直し方式』から選択
・貸与終了月の貸与利率が適用さ
れる
※大学や通学形態を問わず
20,000円/月
~
120,000円/月
(10,000円刻み)
※詳細は割愛しますが、教育ロー
ンより金利はだいぶ安いので、
こちらを優先したほうがいいと
思いました。
ウ:入学時特別貸与奨学金
・第一種、第二種奨学金に加えて
入学した月の奨学金の月額に一
時金として増額して貸与する利
息付きの奨学金
・日本政策金融公庫の『国の教育
ローン』を利用できなかった世
帯の学生、生徒を対象とする制
度
改めて、どうですか・・・?
またまた、どうですかって言われてもっ
て感じですか?
私的には、先程の給付型奨学金よりは、採
用枠というか、選択枠が広い感じを受けまし
たので、正直、現実的な感じがしましたね。
おわりに
以上が、簡単ではありますが、私が学んだ『奨
学金制度』についてになります。
正直、制度の中で主となるのは、
であり、もし、活用できた場合、その後、子ども
が働きながら返済していくことになります。
つまり、この制度は、親が学ぶことも大切です
が、制度を活用する子どもが自発的に学ぶことが
最も大切だと感じました。
それから、詳細は割愛しますが、『奨学金制度
』については、親の収入(※参考:日本学生支援
機構の第一種貸与型奨学金の家計基準➩親の年収
が747万円以下、日本学生支援機構の第二種貸与
型奨学金の家計基準➩親の年収が1100万円以下)
が制度の活用の可否を決めるとも書いてあったた
め、さらなる勉強が必要だと感じました。
最後に、私が、今回、『奨学金制度』について
調べた結果、貸与型奨学金を受けることを選択し
た子どもさんには、以下の2点を頭に入れておい
てほしいと感じました。
参考にして下さいね。
1 学校の先生に相談しよう!
日本学生支援機構の申し込みは、基本、『
学校経由』となります。
そして、申込期間が
『5月~7月』
と、
『10月~11月』
の2回となります。
学校によっては片方しかない場合があるみ
たいです。
2 お金の勉強をしよう!
EX)月5万円を4年間、240万円借りて、
年利1%の場合・・・
⇩
15年で返済するなら、毎月14,000円以
上の返済を続ける必要がある。
22歳に大学を卒業したとしても、37歳まで
返済し続けることになります😨。
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